(1)月次資金決算書

この目的は、中小企業の経営者たちに数字に強くなってもらいたいということです。
会社の重要な意思決定は、社長や幹部です。その人たちが自社の決算書が理解できないのでは判断が誤ります。

目的

年計グラフ 未来会計図表 過去3年間の
損益計算書の比較
資金別貸借対照表
キャッシュフロー
計算書
資金繰り表 同業者の同規模法人との損益計算書、貸借対照表との比較

① 年計グラフ

売上高に季節変動のある会社も12ヵ月の数字(売上高、粗利、固定費、経常利益)をグラフ化することによって、それぞれの数字の趨勢が一目でわかります。例えば、売上高が減少しているのに、固定費は従来通りでは赤字になるのは必然です。

② 未来会計図表

これは、わかりやすく変動損益計算を図示したものです。
この図をよく見ますと、利益を出すためには三項目を徹底して実施する以外にないことがわかります。
まず、利益を出すためには、

(Ⅰ) 売上を増加させる
  (ⅰ) 単価を上げる
  (ⅱ) 数量を増やす
     イ. お客様の数を増やす
     ロ. リピーターを増やす
(Ⅱ) 変動費を下げる
(Ⅲ) 固定費を下げる

等です。

③ 過去3年間の損益計算書の比較

自社の3年間の売上高、仕入高(製造原価)や販売費及び一般管理費を比較することによって異常数値がわかるだけでなく、どの経費を削減すべきか理解できます。
自社のコスト構造をいろいろな角度から分析する資料としては優れものです。

④ 資金別貸借対照表

儲けた利益はどこへ消えたかが、しっかり勘定科目毎に把握できますので、具体的な会社名まで検討しやすいです。
これは、非常にわかりやすく、優秀な財務状況を表してくれます。

⑤ キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書はお金の動きを示すもので、これからの時代の経営指標になくてはならない重要なものです。営業活動と投資活動と財務活動の三つの項目で構成されています。

①営業活動によるキャッシュフローは、当期純利益に一定のものを加減算したもので、営業活動によって生じたお金の動きを表します。

②営業活動と投資活動によるキャッシュフローの合計をフリーキャッシュフローといい、これを最大化することが第一の経営課題です。

③本来、フリーキャッシュフローに余裕があれば、財務活動の資金を調達しなくてもよくなります。

⑥ 資金繰り表

経常収支と財務収支にわかれます。本来、営業活動による売上高の資金回収から収入等の資金支出をした残高がプラスになるのが正常な経営活動です。
経常収支の残高がマイナスになると、財務収支としての借入金等によって支払わなければならなくなります。

⑦ 同業者の同規模法人との損益計算書、貸借対照表との比較

経営者は、同業種同規模法人の数値に大変関心をもっています。
粗利、人件費比率、経常利益率、労働分配率などに関心があるようです。
これらの数字は、同業者の社長さん達でも本音で話せない部分なのかもしれません。

(2)決算検討会

決算に際して、2~3か月前に社長様や幹部たちと、どのような決算にすべきか検討会を実施します。
赤字の場合は何に原因があったのか、黒字の場合は、最終的な着地点はどのくらいにするのが良いのなどを話し合います。

(3)企業格付け

本来企業格付けは、銀行が企業に融資をするときに使用するものです。
融資実行の有無や金利等に使用されるものです。
当事務所としては、決算時に「社長様の通信簿」として活用しています。
赤字の場合は、従来の取引先で良いのか、仕入先・外注先の相見積は取っているのか、人件費等は適正か、または他の分野を開拓する必要があるのかなど検討する材料にしてもらいます。

(4)経営方針書の作成

これからは、弱い企業が資金繰りに困っても、銀行はお金を貸してくれない時代になっていると思います。
そこで、健全経営のためにも、金融機関対策としても、経営管理体制がいかに堅固であるかをキャッシュフロー計算書によってディスクローズすることです。
次に、自社が将来的にどれだけ魅力があるものかを、経営計画書によってプレゼンテーションすることです。
これからの時代、この2つの金融機関対策は、ますます重要性を増していくことと思います。

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